人が寄り添い、人が支え合う。それが長井工務店の60年。

代表取締役 長井 守
専務取締役 長井 俊
長井工務店の特徴は、「人と人との信頼の厚さ」と「あたたかさ」
――創立60周年を迎える長井工務店。この60年を振り返り、一言で特徴をあげるなら何でしょうか?
長井社長:正直言って、うちはね、社員同士の信頼が厚く、みんな、あったたかいんですよ。
お互いに信頼して、支え合う。何かあれば、社員みんなでご飯を食べて語り合う。
その空気は、創業当時からずっと変わっていないですね。
「飯場(はんば)」(注1)から始まった家族のようなつながり
――あたたかさの原点はどこにあるのでしょうか?
長井社長:少し昔話になりますが――。
いまから70年ほど前、先代の父が青森から十数名の職人を連れて上京したんですね。
木造建築の学校をつくるためでした。
「建築 長井」を立ち上げ、木造の大工仕事の請負業からスタート。
その頃の建設現場には「飯場」と呼ばれる宿舎があり、
職人も家族も同じ場所で寝起きを共にする生活でした。
ご飯を一緒に食べ、仕事をやり抜き、夜は肩の力を抜いて語り合う。
一つの大きな家族みたいでしたね。
そして、一つの現場が終われば、皆で次の現場へ移る。
まるで小さなサーカス団ですよ。
その時間の積み重ねが、いまの長井工務店の「あたたかさ」の原点とも言えるんじゃないかな。
(注1)土木・建築工事の現場近くに仮設された作業員の合宿所のこと。
立川に根付き、組織としての基盤を整えた
長井社長:わたしが2~3歳の頃かな、
立川で中学校の工事を請け負ったことをきっかけに、立川に引っ越してきました。
そこでさらに多くのつながりが生まれました。
立川に根付いたのも、人とのご縁のおかげです。
約60年前の1967年に有限会社長井工務店を設立し、その後、株式会社へ移行。
そして10年ほど前に、立川富士見町の営業所を本社にしました。
それが、現在の社屋です。
経営計画書を作り、組織を整え、ISO取得にも取り組みました。
少しずつ、会社としての「骨格」がしっかりしていった時期です。
ですが、どれほど会社が大きくなっても、
みんなで集まってご飯を食べる習慣は変わらないですね。
【ピンチ①】元請け倒産――人のやさしさに救われた
――60年の中で、大きなピンチもあったとうかがっています。

長井社長:ええ。あれは、わたしが中学三年の頃です。
当時、頼っていた元請け(注2)会社が突然倒産したんです。
うちは元請け会社を一社に絞って、下請け(注3)の仕事をしていたから大変です。
収入はその一社からだけ。だから、大きな借金を抱えることになった。
父は深夜、取引先や職人たちを呼び集め、
「このままでは続けていけない」と打ち明けたそうです。
すると、みんながこう言ってくれた。
「親父さんが悪いわけじゃない。お金は待つから、仕事を続けてくれ」
中には、別の会社に転職して、長井工務店に仕事を持ってきてくれた現場監督さんもいました。
――胸が熱くなる話ですね。
長井社長:本当に、あの時の皆さんの言葉や姿勢は忘れられません。
父の誠実さが、人を惹きつけていたんだと思います。
人を大切にすること、誠実であることが結果的に会社を救うものです。
(注2)お客様から直接仕事を引き受けること。
(注3)仕事を受け負った人・会社から、その仕事をさらに請け負うこと。
【ピンチ②】バブル崩壊――そして「元請けになる」という覚悟が会社を大きく変えた
長井社長:そして、バブル崩壊のときもピンチがきました。
平成元年にわたしが社長に就任して、その数年後にバブルがはじけました。
複数の取引先が倒産し、また厳しい状況に立たされました。
ですがね、社員と仲間たちの支えがあり、前に進むことができたんですね。
つくづく、人に助けられてきた会社だなぁと。
大変な時期を経て、「下請けのままでは会社が揺らぐ」と気づきました。
そこで、元請け比率を上げることを決意し、営業・積算・総務など新しい仲間を迎え入れました。
これが会社の大きな転換点となり、いまでは元請け比率は90%、売上も10倍に。
ですが、数字よりも大切なのは、「人が安心して働ける会社になれたこと」 です。
「あたたかさ」こそ、長井工務店の強み
長井社長:お金に苦しむ経験もしました。
ですが、まじめにやっていれば必ず助けてくれる人がいる。
だからこそ、誠実に、準備を怠らず、社員を大切にする姿勢を続けています。
いまは、飯場こそないけれどもね、人を思いやる文化は変わらない。
その「あたたかさ」こそ、長井工務店の強みです。
――次の世代へ受け継ぎたいことは?
長井社長:専務には、好きなようにのびのびと挑戦してほしいかなぁ。
ただ一つだけ願いがあります。
それは、わたしたち世代を「定年で終わり」と切り離すのではなく、
知恵や経験を活かして、会社をつくっていってほしいということ。
これからは、人財不足が続く時代です。
世代も立場も超えて手を取り合って、支え合うことが大事になります。
長井工務店が、これからも「あたたかい居場所」であり続けてほしい。
その想いを次の世代に託していきたいです。
人を大切にするのは、長井工務店の「当たり前」

長井専務:わたしが受け継ぎたいことも、社長と同じく「人を大切にすること」です。
社員も、お客様も、業者さんも、結局、全部「人」なんですよ。
長井社長:そうそう。人だよな。
長井専務:人がいてこそ会社が成り立つんですよね。
そこが崩れたら……正直、会社の発展はないと思います。
長井工務店って、創業当時から社長と苦楽をともにしてきた仲間たちもいれば、
途中から加わったメンバー、そして若手もいる。
長井社長:ほんと、いろんな人財がいるな。
長井専務:でも、それはすごくメリットだと思っていて。
いろんな価値観が混ざり合うからこそ、互いに刺激し合い、成長できる。
これはとても大きな強みなんです。
ただ、若手の育て方が分からないという声もあります。
長井社長:「昔を知らない若い世代にどう接したらいいか分からない」というのもある。
長井専務:だからこそ、「教育体制」を整えていきたいと思っています。
人を大切にする会社なら、人を育てる仕組みもちゃんとしないとね。
長井工務店の未来を見据え、組織として新しい基盤づくりを、これからもしっかり進めていきます。
若手には「素直さ」と「挑戦する気持ち」を求めています
――若手社員に期待したいことは何ですか?
長井社長:まず、「素直」であること。素直な人は吸収が早いし、成長も早い。
建設業は安全第一。だから、「協調性」や「明るい挨拶」などの基本もとても大事だね。
話しかけやすい若手は、周りからどんどん教えてもらえるから。
3年続けると、見える景色が変わる。
だから、まずは3年がんばってみてほしい。
実はね、うちの会社は「尖った人」が多いんです(笑)。
長井専務:そうそう、みんな、尖ってる!
長井社長:一つのことにずば抜けているけれど、他はちょっと苦手、なんてこともよくあるね。
でも、それが面白いところ。
長井専務:大手企業には「バランス型」の人が多いけれど、
うちは個性のあるメンバーが集まって、良い化学反応が起きる会社です。
長井社長:うちは加点主義だからさ、「やりたい」と言えば「やってみな」と背中を押すんだよね。
自分で考え、動く。そんなリーダーになってほしい。
長井専務:わたしもそう。失敗してもいいから、まずやってみる。
一歩踏み出す勇気がある人、踏み出そうと自分を変えようとしている人。そんな人がいいですね。
時代の変化が早い分、トレンドに合わせられる姿勢は欠かせないもの。
若手は、会社を客観的に見る力を持っています。
「もっとこうした方がいい」と、はっきり伝えてくれる人が会社を伸ばしてくれる。
実際、いま、ウチで活躍している社員たちも、社長やわたしに遠慮せず意見を言ってくる人財。
「素直さ」と「一歩踏み出したい気持ち」。
この二つを持っている人財が、会社を強くしてくれると信じていますし、
いままで苦労して会社を育ててくれた人たちへの恩返しにもなっていくと思います。
現場で活躍する女性を増やしたい
長井専務:現場で活躍できる女性を、これからもっと増やしたいと思っていて。
いまは20代の女性ビルディングアシスタント(建築現場の監督候補)が1名おり、
とても前向きに取り組んでくれています。
社長がよく言っていますけど、女性も優秀です。
細やかな気配り、誠実さ、丁寧さがあり、建設現場でも強みを発揮してくれる。
長井社長:本当に、女性も優秀だよね。
考え方がしっかりしていて、物おじせず、はきはきしている。
うちは、女性が働きやすいようにトイレや更衣室などの環境整備も進めている。
中小企業の「伸びしろ」に魅力を感じて戻ってきた
――専務はいわゆる大手企業から転職されたんですよね?
長井社長:転勤が嫌だったんだろ?
長井専務:いやいやいや。社長に、よく言われますけど……それは、まあ、3割くらいで(笑)。
実際のところ、大手は完成された組織で、良い会社です。
でも、どこか「自分は歯車の一つ」「一人の兵隊」という感覚があったんです。
一方、長井工務店は、めちゃくちゃデコボコで未完成。
だからこそ、自分たちの行動ひとつで会社が大きくなっていく可能性がある。
その「伸びしろ」に面白さを感じたんです。
社員一人ひとりが会社のことを真剣に考えていて、だから意見も出るし、時にはぶつかることもある。
でも、それだけ会社を良くしたいと思っている証拠だなと。
このデコボコを、みんなで少しずつ丸くしていく。
その過程こそが面白いんだ……って。
そう思って、長井工務店に戻る決断をしました。
「人を大切にする」が原点。目指すは「職人が一番多い会社」

――職人不足と言われていますよね。
長井社長:それはいまに始まったことではないんです。
どんな時代になっても、人が原点で、結局、人が一番大切。
実際に建物をつくるのは「人の手」。
だから、職人を育てることは何よりも大事にしています。
元請けとして会社が大きくなっても、その原点は変わりません。
わたしが目指しているのは、「日本で一番職人が多い会社」 にすること。
そのくらい、人を大切にしたいと思っています。
だから「現場監督」という肩書きも新しく変えた。
長井専務:「ビルディングディレクター」という名称にしました。
長井社長:その方が言葉のイメージもよくて。現場監督というイメージはもう古い。
現場監督って、一般が思っているほどガテン系ではなくて、もっと知的な仕事なんです。
長井専務:設計図面をひと目見て、3Dにする仕事は、そうそうない。
長井社長:もちろん、現場ですからいろいろあるかもしれません。
でもね、それを面白いと思ってくれる人はたくさんいると思います。
部活やサークルの幹部なんかは、プレイヤーでありながら、幹部として運営もしているでしょう。
それが「ビルディングディレクター」という職種なんです。
長井専務:女性も誇りをもって堂々と職業を名乗れる環境をつくりたかったのもありますね。
60年に感謝し、未来へ挑む。新たな不動産事業へ
――長井工務店は60年を迎える企業ですよね。
長井専務:はい。まずは、この60年を築いてくれた先輩や関係者のみなさま方への感謝を形にしたいです。
そのうえで、新しい挑戦のスタート地点にしたいと思っています。
その一つが 不動産事業。
「大きな建物をつくれる強み」と不動産事業を掛け合わせ、
グループ3社とも連携しながら、相乗効果でより大きな展開を目指します。
人財採用にも力を入れ、未来へ向けて土台をしっかり固めていきたいです。
建築業は「形に残る誇れる仕事」
――最後に、応募者や学生へ、メッセージをお願いします。
長井社長:建築業は、自分の仕事が「街に残る」誇れる仕事です。
一人ではできない大きな仕事を、仲間と力を合わせて成し遂げたときの達成感は格別です。
先輩もチームもあなたを支えます。
仲間を思いやる気持ちがあれば大丈夫。
長井専務:そうそう。建設業の魅力は、「夢を形にする仕事」であること。
マンションのような大きな建物を建てる機会は、人生に1〜2度あるかどうか。
その夢を現実にし、街に残し、家族にも誇れる仕事です。
わたし自身、父が「これはウチが建てたものだ」と話してくれた姿が記憶に残っています。
いまはわたしが子どもに「パパの会社で建てた建物だよ」と言っているんですね。
その瞬間、胸がじんわり誇らしい気持ちになる。
長井社長:これから4年で50億円、その先は不動産事業も合わせて70億円。
さらに拠点を広げれば、200億円も見えてきます。
利益が出たら、社員にしっかり還元したい。
頑張る人が報われる会社にしたい。
みんなで会社を大きくし、
みんなで豊かになり、
みんなで誇れる未来をつくっていく。
その仲間になってくれる人を、心から待っています。
長井専務:人の記憶に残る仕事。街に残る仕事。
そんなスケールの大きな仕事を、一緒にチャレンジできる仲間を待っています。
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